【京丹後市】海の見える食堂「レストこのしろ」が地元に愛されるわけ

丹後ローカルブロガーのスギです。

伊根町から京丹後市に向かう海沿いの道。

そこに地元の人に愛される素朴な食堂がポツリとあります。

それが「レストこのしろ」。

あたたかい食事とアットホームなおもてなしがステキなお店です。

お店の外観

海を臨むようにたつお店。

駐車場はけっこう広く、10台ぐらいは余裕そう。

こちらの看板が目印。「斯城」で「このしろ」と読みます。

お店の横からの景色がこちら。

青い海と青い空。綺麗ですねー。

入り口の右側に今日のメニューが出ているので見てみましょう。

今日のメニューはこちら。

「日替わり定食」「煮込みハンバーグ定食」「うどん＋卵かけご飯」があります。

何回か来ているんですが、煮込みハンバーグ定食がいつも売り切れで食べられず。

今日こそはハンバーグを！と胸に誓い、お店に足を踏み入れます。

店内の様子

店内の様子はこちら。

建物自体は少し古いんですが、店内は綺麗にリノベーションされています。

実はこのお店、2017年の4月にリニューアルオープンしたばかり。

席はテーブルが4卓と、海の見えるカウンターが６席。

せっかくなので海の見えるカウンター席に座りました。

席からは丹後松島が見えます。この景色は癒される。

カウンターに双眼鏡が置いてあるのも嬉しいですね。ついつい覗いてしまいます。

入り口のそばには地元の人がつくった野菜やお米、アクセサリーなんかも置いてます。

地元に密着したお店ですね。

12時より早めに行ったので、まだ煮込みハンバーグ定食はある様子。

迷わず注文です。

煮込みハンバーグ定食

ついに煮込みハンバーグ定食とご対面。

家庭的な感じで美味しそう。付け出しも３種類あってうれしい。

ちなみに料理に使う食材はほとんど地元産のものだそうです。

ハンバーグは厚みがあってコロッとしてます。手作りのハンバーグってなぜこんなにうまそうなんだろう。

では、いただきます。

ハンバーグは優しい味。甘みのあるデミグラスソースともよく合っています。

なぜか実家の味を思い出し、なつかしくなる。

そして味噌汁も美味しい。

洋食にご飯とお味噌汁っていう組み合わせいいですよね。食堂って感じです。なんかホッとしますね。

全体のボリュームもちょうどいい感じでした。

地元に愛されるお店

店主のユミさん（写真右）と平井さん（写真左）。

いつも優しい笑顔で迎えてくれます。

実はこの「レストこのしろ」、2016年の12月に前オーナーの引退が決まり、一時はお店を閉めることにもなりかけたんだとか。

その時、地元の人たちは本当に寂しそうにされていたそう。

レストこのしろで働いていたユミさん。

そんな地元の人たちを見て、前オーナーからお店を引き継ぐことを決意したそうです。

「今までのお店の雰囲気も残しながら、自分たちらしく」ということで、お店もなるべく自分たちの手でリノベーションすることに。

地元の人や多くの友人・知人の助けをかり、2017年4月にリニューアルオープン。

「レストこのしろ」のFacebookを見るとリノベーションの際、本当にいろんな人がこの店を訪れていたのがわかります。

前オーナーから引き継いだこのお店のあたたかさと、二人の穏やかで優しい人柄が多くの人をひきつけたんでしょう。

またリノベーションの手伝いをきっかけにリピーターになった人も多いはず。ぼくもその一人です。

やっぱり自分が関わると愛着わきますよね。

実際に地元の客さんの割合もけっこう多いそう。

この日もぼくがちょうど食べ終わった頃に、地元の人らしきおじさんが来店。

「ユミちゃん、この前こんなことがあってなあ。…」とユミさんに親しげに話しかけていました。

それに笑顔で応えるユミさん。

「なんかいい光景だなあ」と思いながら、ぼーっと見てました。

平井さんに聞くと、実際にこんな感じで野菜やら魚やらを持って来てくれる地元の人が多いとのこと。

「この前なんか地元の漁師さんが「この店の下の海で取れたサザエだ」と言って持って来てくれた。」と嬉しそうに話してくれました。

地元に愛される食堂「レストこのしろ」。

あたたかい食事と二人の笑顔にたびたび会いに行きたくなるお店。

また今週も行ってみようかな。