舟屋で知られる伊根町。
海側から見る舟屋も美しいですが、やっぱりその中も気になりますよね。
ところが何も準備せずに伊根に来てしまうと、舟屋の内部を見られず残念な結果に終わってしまうことも。せっかくの伊根まで行くなら、いろいろ見て回りたいですよね。
ということで、伊根町の観光協会にも席をおいていたスギが、舟屋内部を見学する方法を教えちゃいます!
目次
そもそも舟屋って?
伊根湾を囲むように海際に並ぶ舟屋。もともとは伊根の漁師さん達の作業場でした。
1階は船を入れるためのガレージ。船を海から直接入れられるような構造になっています。2階は現在、居間や倉庫として使われていますが、昔は板を渡しただけの簡素な網置き場でした。
伊根湾には全部で約230軒の舟屋があると言われており、そのほとんどが今も生活の場として使われています。
そのため無断で舟屋に入ることはもちろんNG。勝手に入ったら怒られます。
舟屋を見学する方法
じゃあ、どうすればいいの?
大丈夫です。舟屋の内部を見るにはいくつかの方法があるんです。
方法その① ガイドツアーに申し込む(確実)
まず最初にご紹介するのが「伊根まるごと体験」というツアー。
舟屋の中を見るには、これが一番確実でおすすめ。しかも地元に詳しいガイドさんの案内で、よりディープに伊根を楽しめます。舟屋の軒先にしかける「もんどり」と呼ばれる漁が見れたり、老舗酒蔵のおちょこがもらえたりもするんですよ。
このツアーは観光協会が主催しており、いくつかの舟屋に入れるよう許可をもらってるんです。
ちなみに参加費は大人一人2,300円、小人一人1,800円になってます。
※5日前までの予約となってますので、お気を付けください。
方法その② 「江戸時代の舟屋」に行ってみる(運が良ければ)
伊根湾沿岸の高梨という地区に「江戸時代の舟屋」と呼ばれる舟屋があります。
個人の持ってる舟屋なんですが、一般の方も見られるようなつくりになってます。しかも、かなり大きめの舟屋。
ただこちらの舟屋、家主さんが向いの家にいる時しか入ることができません。家主さんも忙しい方で、家にいないこともけっこうあります。
ということで、この方法は運次第!予定を決めずぷらぷらっと見学してみたいという方は、よろしければ訪ねてみてください。
方法その③ 舟屋を改装したカフェに行ってみる(雰囲気を味わう)
伊根には舟屋を改装したカフェが2軒あります。舟屋の雰囲気をちょっと感じてみたいという方におすすめ。
さすがに船が入ったりはしていませんが、海側は舟屋の面影が残っています。そこで海を眺めながら、ただただぼーっとしてみてください。最高に癒されますよ。
・伊根工房
方法その④ 地元の人と仲良くなって見せてもらう(コミュニケーション次第)
「ホントに!?」と思うかもしれませんが、地元の人の話を聞くと、けっこうこの方法やってる人いるみたい。田舎ならではの良さですね。運がいいと、その家の人が説明してくれることもあるそうですよ。
成功するか否かはあなたのコミュニケーション能力次第です。やってみたら意外と成功率高い気がするんですけどねー。とりあえず笑顔で挨拶するところから始めましょう(笑)
いざ、舟屋へ
さぁ、これであなたも自分に合った舟屋の見学の仕方がわかったはず!これで「舟屋の中見たかったのにー。」という悲劇を繰り返さずにすみますね!ぼくもホッとしてます。
ちなみに舟屋を見学する際は、くれぐれも最低限のマナーだけは守ってくださいね。勝手に二階上がったり、置いてあるものにむやみに触ったりしないようにお願いします。
ではでは、伊根で皆さんのお越しをお待ちしております!
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