元伊根町地域おこし協力隊のスギです。
地方創成の流れの中、全国で移住者の受け入れに積極的な自治体がたくさんあります。ぼくの住む伊根町のその一つで、京都府の中でも移住支援制度がかなり充実しています。
今回は、そんな伊根町の移住支援制度を「住宅」「教育」「子育て」「仕事」のジャンルから紹介していきます。ぜひ伊根町に移住を検討されている方は参考にしてみてくださいね。
伊根町の移住支援制度まとめ
住宅
移住をする際、最も大きな買い物となるのが空家を購入した場合。しかも、住まなくなって何年もたった空家はすぐに住める状態じゃないこともあります。伊根町ではそういった方のために住宅の改修制度が充実しています。
- 「明日のむら人」移住促進補助金
地域の団体等が作成し、町長の承認を受けた「移住促進計画」に基づき、家屋の改修費用の一部を助成。限度額180万円、100%助成。
※入居後1年以内に行うものに限る。地域整備課 0772-32-0505
- 住宅改修助成
住宅をリフォーム又は新築する際の費用の一部を助成。限度額20万円、20%助成。
※期間:平成29年度まで地域整備課 0772-32-0505
※賃貸や空家の購入をお考えの方はこちらの記事でも紹介してるので、是非ご参考に。
教育
伊根町に来て、本当に教育に力をいれているなぁと感じます。
下に紹介するような経済的な支援ももちろんなんですが、小学校の頃から地域の文化や食材に触れる機会を多く設けていて、自分の住む町に対する関心がすごく高い。自分の小学生の頃と比べると恥ずかしくなります(笑)。
- 教育費無償化
義務教育課程における給食費、修学旅行費を無償とする。教材費は補助(私物として区別されるものは除く)。教育委員会 0772-32-0718
- 検定料補助
小中学生を対象に、英検や漢検の受験に対し、検定料の3分の1を補助。教育委員会 0772-32-0718
- 下宿費等補助
高等学校、特別支援学校高等部及び高等専門学校の第1学年から第3学年までに在学している保護者に対し、下宿費等を補助。教育委員会 0772-32-0718
- 医師・看護師奨学金
町内の医療機関、府立医科大学北部医療センターに従事しようとする方が修学に必要な資金を無利子で賃与。また、返還免除もあります。住民生活課 0772-32-0503
子育て
教育と同様、子どもに対する福祉も充実してます。
また都市部では保育園に入るのが難しかったりするんですが、伊根町ではそんな心配もありません。また地域の人も子どもを見守ってくれるので、そういったところも都市にはない地域の魅力かなと思います。
- 医療費助成
高校生までの医療費(自己負担分)を全額助成(中学校まで現物給付、高校生は償還払い)。住民生活課 0772-32-0503
- お子様たんじょう祝金
伊根町で住み続ける意思のある父又は母に、新生児1人につき5万円をお祝いします。保健福祉課 0772-32-0504
仕事
地域に移住して、自分で仕事を始めてみたい!自分の店を持ちたい!という方も多いんじゃないでしょうか。伊根町ではそういった起業志望の方にも独自の制度を設け支援しています。
また漁村ということもあり、漁師になりたい方への支援も充実しています。漁師志望の方は是非!
- 開業支援金
新たに町内で商工観光業を営む方を支援します。120万円/年、最大2年間給付。企画観光課 0772-32-0502
- 漁業経営開始支援補助金
個人漁業就業時の漁船、漁具の経費を補助。事業費の1/2以内(300万円上限)。地域整備課 0772-32-0505
- 新規漁業就業者給付金
新たに個人漁業を開業後、2年間に150万円/年を給付(開業支援金)。地域整備課 0772-32-0505
おわりに
こうして見てみると、お子さんのいる家庭への支援がかなり充実してますね。特に教育に関わるお金ってほとんど要らなんじゃないでしょうか。
今回は特に移住者の方に大きく関わりがありそうな制度を紹介しましたが、この他にも伊根町では様々な支援もしています。
なんか役場からのお知らせ感漂う記事になってしましました(笑)