ぼくが地域おこし協力隊になった2つの理由②:都市にはない地域の可能性

元地域おこし協力隊のスギです。

前回に引き続き、今回もぼくが地域おこし協力隊になった理由について書いていきたいと思います。

ちなみに前回の記事はこちら。

ぼくが地域おこし協力隊になった2つの理由①:会社に人生を左右されることへの疑問

2017.09.23
前回の記事の概要

  • 会社に属していると、会社の状況によって自分のライフスタイルが左右される。
  • 今後はサラリーマンだからといって安定した収入が約束されている時代ではない。
  • ならば自分の進む道は自分で考え、決めたい。
  • 人生の指針を会社にあずけきるのではなく、自分自身で持つことが大事。

サラリーマンを辞め、自分の進む道を自分で決めていく人生を選んだスギですが、なぜそこで地域というフィールドを選んだのか。
それは都市にはない地域の可能性に惹かれたからでした。

都市にはない地域の可能性

ぼくは大学の頃に地域社会学というのを先行してまして、よく地域に出かけてインタビューなどフィールドワークをしてました。

その頃から地域に興味はあったんですが、会社を辞めて次に何ををやるかと考えた時、その当時の思いとともに「地域」というキーワードが自然に出てきました。

そこで「地域で本当にやっていけるのか?」ということを改めて考えました。確かにデメリットもあったんですが、地域の可能性というメリットの方を強く感じたため最終的に地域に移住することを決めました。ここでは、その時考えた二つのメリットについて書いていきます。

地域にある資源の可能性

地域には山や海といった自然、独特の暮らし・文化があります。
ぼくの住む伊根町もけっこう地域資源あるんですよ。

自然で言えば美しい海、その海で育った「伊根ぶり」や「丹後ぐじ(アカアマダイ)」。岩牡蠣なんかも最高に美味しいですね。めちゃくちゃでかいし。

山の幸も、幻の小豆と呼ばれる「薦池大納言」や素朴な味わいの「筒川そば」。実は九条ねぎなどの京野菜も伊根でかなりの量作ってるんですよ。

文化についても、舟屋での海辺の独特な暮らし方や、地域ごとにそれぞれ残る祭りなど数えだすとキリがないです。ちなみに皆さんご存知、浦島太郎の伝説の地でもあります。

と、地元自慢みたいになってしまいましたが、伊根町だけでもこれだけ魅力的な資源があります(もちろん移住する前はこんなに知りませんでしたが)。丹後半島レベルで考えるともう膨大な数ですね。

地域って経済的に不利な場所にあるので今までの時代は人口が減ってしまったんですが、それと引き換えに独自の資源が今も残ってるんです。

ということはビジネスのやり方さえ今の時代に合わせていけば、活きてくるものは必ずあるはず!まあ、それが難しいんですが…。でもワクワクしませんか?

地域でももちろんインターネットは使えますし、SNSやクラウドファンディングなど様々なサービスも充実してきました。

徐々に都市と地域のビジネスチャンスの差が小さくなっていく中、まだ世に出ていない地域のコンテンツはむしろチャンスだと思いました。

そんな地域の可能性にワクワクが止まらず、そのコンテンツを世に出していく仕事がしてみたいと思うようになったわけです。

一人のインパクト

人口減少、少子高齢化が叫ばれている地域ですが、何かやりたい人にとってはこの状況はチャンスです。

人が少ないということは、何かやればその分目立ちやすいですからね。一人のインパクトが違います。ぼくも地域おこし協力隊でまち歩きツアーを企画していた時は新聞社さんとかにけっこう取り上げていただけました。

「目立つ」というのはけっこう大事なことです。

例えば都市部で何か事業を始めたとして、それをどれくらいの人が目にし、認識するでしょうか。情報が氾濫しているので埋没しやすいし、競合も多く同じようなサービスを提供するところもあるかもしれません。広告費も高いですしね。

それが地域の場合だと事業者が少ないのでメディアが取り上げてくれる場合が多い。しかも、その情報が比較的地元の人に届きやすいんです。テレビや新聞に出ると、次の日いろんな人に声をかけられます(笑)

今の時代「発信」の重要性が高まっていますが、地域に来ればその外部の発信力も味方につけられると思いました。やはり何事も知ってもらうことから始まりますしね。

まとめ

ここまでのまとめ

  • 地域には独自の自然や暮らし、文化が残っており、それを活かす技術も充実してきている。
  • 都市に比べ地域では取り組んでいる事業や活動が取り上げられやすく、外部の発信力も味方にできる。

こういった仕事に関する点でのメリットがあると考えたので、地域をフィールドとして働いていくことを決めました。

そして地域おこし協力隊はその性質上、地域の事情を知ることができたり、人とつながったりしやすいため、その後の起業にもつなげやすいと考えたわけです。

もちろんここまで述べたような仕事の観点だけで移住を決意したわけではなく、田舎独特のゆったりした暮らしに惹かれたという理由もありますけどね。

今は仕事の面でも暮らしの面でも自分の人生を送れているという実感があります。ホント充実してます。

今働き方に悩んでいるみなさん、あなたの活躍できる場が地域にあるかもしれません。協力隊以外にも働き方はいろいろあるので、是非一度地域で働いてみませんか?